みなさんこんにちは!

ファイブワン新潟本店のミウラです。


今日は先日の投稿に続いて、

2024 もてぎEnjoy耐久レース『Joy耐』のお話しを!



『Joy耐ってなに??』という方は、まずはコチラをご覧下さい。



先日の投稿では、6日「予選日」の様子をお話ししましたが、

今日はいよいよ 7日『Joy耐』決勝日の模様をお話しします!!


私自身、今年もカメラマンとして場内を走り回っていたため、

レースの展開やマシンの状態、トラブルなど、

なかなか状況が掴みにくいという弱点があるのですが、

時々ピットに戻り、チームの皆さんに状況を聞いていました。




私の把握している範囲ではありますが、レースの熱気が伝わるよう、

気合で書き綴って行きたいと思います。



途中、ワタシの認識による表現の誤りがあるかもしれませんが、

そこは温かい目で見守ってください。←昨年同様

て事で、『耐久レースってなに?』という方のために、

簡単にご説明させていただきます。



まず、今回参加する『Joy耐』は、

純粋に早さを競うようなレースではありません。



耐久レースは、

決められた時間を(Joy耐は7時間)、

決められたガソリンの量で(給油回数)、

決められたルールを守りながら、

決められた人数のドライバーで交代しながら、

サーキットを周回したラップ数を競うレースです。



「俺のクルマはメチャメチャ速いぜ!」とか、

「私のクルマはとっても燃費が良いのよ!」と自信があっても、

そう簡単にはチェッカーフラッグを受ける事はできず、


その全てを計算し、計画を立て、やり切ったのち、

ようやく「ゴール」が見えてくる難しいレースです。



また、ドライバーの運転スキルや経験値によるレース勘や、

メカニックによる間違いの無い車両整備が合わさる事で、

ようやく「上位」が見えてくるのも耐久レースです。



長谷川をチーフメカニックとした 89号車(クラス4)、

そして土井をチーフメカニックとした 28号車(クラス4)は、



マシンの再チェックはモチロンのこと、

昨日の予選で決めた事、今日のそれぞれの役割を再確認し、

間違いを起こさす、素早く進行できる手順をシッカリ話し合っていました。


お次はレース前の 車重測定!!


昨日の段階で、車両への給油は完了しておりますが、

「こっそりガソリンを追加しちゃおう!」などという不正が無いよう、

レース直前に車重測定を行い、昨日より重量が増えていないかを確認します。



もちろんこの時も、一滴のガソリンもムダにできないので、

手押しで車検場に向かい、計測後はピット前でドライバーを乗せて、

指定の場所まで みんなで手押ししました!


これは、ウチのチームに限った事ではなく、

どのチームも行っている『Joy耐』では普通の光景なのです。


そこからエンジンをかけてスタートしたマシンは、

予選結果の順番でスターティンググリッドに整列します。


スタートまで少しだけ時間があるので、

耐久レースの醍醐味の一つである、コース上での撮影をしました。



こんな感じで撮影していますが、通常は絶対に立ち入れない場所なので、

特別感を味わう事ができる、最高の時間だったりします。



また、この時間を使って 各チームの紹介があるので、

カメラを向けているで「あろう」方向に向かって、一生懸命手を振りました!



場内の大型スクリーンにマシンとメンバーが映し出されていたハズですが、

映る事を最優先に、その様子の写真は今年もナシです。



ユーチューブにバッチリ映っていたので、

こっそり?スクショさせていただきました。




公式YOU TUBE↓↓

スタートを前に、ドライバーとメカニック、チームメンバーが言葉を交わし、

スタートへの緊張感が一気に高まって来ました!


ドライバーを残して全員がコース上から退場します。




そして!いよいよレース スタート。

その瞬間を近くでおさめる事はできなかったですが、



どこまでも鳴り響く快音を轟かせながら、

全ての車両が一斉にホームストレートを駆け抜けました!!



昨年も感じましたが、この瞬間って

背筋が「ゾクッ」とするような、緊張感がありますね。

ここからが私の出番です!

昨年の優勝車両 89号車『チームトレース高岸EG6』と、

28号車『チームトレース高岸EK9』の雄姿をカメラにおさめるべく

スマホからカメラに持ち替えてピットを離れました!



う~ん、それにしても広い!!


昨年撮影ポイントへの行き方を教えてもらったのに、

場内が広すぎて迷子になりそうwww


レースの行われる「レーシングコース」自体が

全長4.8kmの国際規格サーキットとスケールがけた違いですが、



そのレーシングコースを含めた全ての施設の総称

『モビリティリゾートもてぎ』の広さがハンパ無いので、

場内を移動するだけでも、ナカナカの移動距離です。



普通に隣町とか行っちゃうレベル?(もちろん車移動ですが)

はじめは、早い段階でドライバー交代があると聞いていたので、

ピット付近で撮影を行い、マシンがピットに戻って来たとこで、

ドライバーチェンジの模様をカメラにおさめました。



ドライバーチェンジのタイミングは、

スピーディーにドライバーの交代を行うとの同時に、

車両の状態を確認し、必要であれば処置を行う、

耐久レースの勝敗を決める上でも重要な時間となります。



一回目の交代のため、車両の修理などはありませんが、

ドライバー交代のスピードが重視され、早いスタートが切れるように、

チーム全員で、その作業に取り掛かります。




ドライバーチェンジの模様を撮影できたところで、

車を移動させながら いろいろな場所に撮影に出かけました。



何カ所かで撮影し、一度撮った写真を確認するため戻ってきたところ、

またしてもドライバーチェンジのタイミングに!!



今度はタイヤ交換などの作業もともなうので、

長谷川チーフメカ、安達メカは、無駄の無い正確な作業で、

素早くスタートできる準備を進めていました!カッコイイ


チームトレースのレース監督であり

レースの神、エンジンの匠こと『高岸レーシングガレージ』の高岸さん。


メカニックの手が足りない場面など、状況を見ては

一緒に作業に加わって下さり、本当に頭があがりません。アリガトウゴザイマス


そのあとも、ピットを出てレース車両の撮影を行っていましたが、

場内アナウンスで89号車の『猛進劇』を伝える放送が耳に届き、

それが気になって仕方がないワタシは、すぐにピットに戻りました。





みんな忙しそうなので、自分でモニターをチェックしたところ。。。

89号車『チームトレース高岸EG6』が順位の頂きに!!


ヤベーーー!!


昨年念願だった「クラス優勝」&「総合優勝」を手にする事ができたのに、

今年もミラクル起こりそうじゃありませんかーーー!!



これは今年のブログも書く事多くなるぞ!!と感じた私は、

その後のドライバー交代や、レースの模様をガンガン撮って行きました。



ある程度たくさんの写真を撮り終えたところでピットに戻ったところ、

89号車が一気に順位を落としていたという現実を目にしました。



何が起こっているのか分からない私は、チームの仲間に確認をしたところ、

ワタシがピットに居なかったあいだに、幾つかのミスやトラブル、

不運なタイムロスで、一気に 何十台レベル で順位を落としたそうです。


本当にレースって何が起こるか分からないですね!


何が原因とか、誰のミスとか、そんなものではない、

それらをひっくるめて 全員でレースを作り上げるが耐久レースで、

それが面白さでもあり、難しさでもあるのだと思います。


このようなシチュエーションをあまり経験した事が無い私は、

どうしよう どうしようと オロオロしてしまいましたが、



この木村チーム監督の一言で、一気にその不安は消えました!!



「見てて!ここから一気に駆け上がるから!!」



スゴイ!!ここまで順位を落としたら、レースとしての現状も、

メンタル面もやられてしまってもおかしくないのに、


まだまだ仲間を信じ、「勝利」を信じています!!




俺はなにやってんだ~、あきらめんじゃないよ~

まだまだ時間があるじゃないか~!!





いつ何が起こるか分からないのが耐久レース。

上位を走っていても最後まで安心できないのが耐久レース。

遅れをとっていても最後まで分からないのが耐久レース!



それを全身で感じる事になったのが、今回の『Joy耐2024』


レースも残すところ30分を切ったところで、

私はピットから一歩も動かず、その行方を自分の目で見ていました。



そして!!この時が!!


昨年同様、7時間を目前に、続々とガス欠する車両が出てくる中、

われわれ『チームトレース高岸EG6』『チームトレース高岸EK9』の2台が

無事 チェッカーを受ける事ができました!



しかも!チームトレース高岸EG6は

クラス4トップ、総合では4位でのチェッカーです!!



チェッカーを受ける前のライトオン!!カッコ良かったな~




そうそう!!チームトレースの2台が走る『クラス4』は、

全体でも一番台数が多く、上位入賞が難しいクラスなんですよ!


レース後は、最終ドライバーをつとめた大村さんのもとに集まり、

その喜びを互いにたたえ合いました。



一緒にレースを走り切ったライバルと、

レース後に言葉を交わしていたのは印象的でしたね!




いや~今年も感動しました!!


ワタシ自信は2度目の『Joy耐』参加ですが、

今年も『最高』の形でレースを終える事ができました!

だからこそ、それぞれの胸に「あの時・・・」「あそこで・・・」など、

少なからず悔しさが残る結果となったかもしれませんが、


有言実行「見てて!ここから一気に駆け上がるから!」が見れた今年のレースは、

ワタシの中で、ずっと記憶として残り続けると思います。

上位入賞こそ逃しましたが、最後まで安定した走りの『チームトレース高岸EK9』は、

今後『チームトレース高岸EG6』の良きライバルになるはず!!


そして最後は、表彰式!!


表彰式を前に、ウチの長谷川工場長がこの笑顔。


何を思っていたのでしょうね~!!


数分後にはこうなっていましたがwww


ドライバー達による、一緒にレースを戦った仲間に向けた、

気持ちのこもった シャンパンファイトです!!


最後になりますが、

チームトレース、今年も表彰台にのぼる事ができました!



クラス4優勝(総合4位)という名誉だけでなく、


チームトレースとして 一新したボディのカラーリングも、

『ベストデザイン賞』として評価いただきました!アリガトウゴザイマス


そして最後は、ピットの前で2台をパシャリ!

う~ん!カッコ良いね!!


応援いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、

皆さまのご協力で クラス優勝する事ができました。



本当にありがとうございました。

また最高の一年を過ごせそうです!!




最後に、チョット少なめですが、

一緒にレースを走った車両を載せさせていただきます。