みなさんこんにちは!
ファイブワン新潟本店のミウラです。
今日は今月6日(土)・7日(日)に
『モビリィリゾートもてぎ ロードコース』で開催された、
2024 もてぎ Enjoy耐久レース 通称『Joy耐』に行って来たので、
昨年同様 そのレポートを書かせていただきます。
まずは初めて読まれる方のために、『Joy耐』の簡単なご説明を!!
内容が昨年と重複しますが、どうぞご存知の皆さまもお付き合い下さい。
モビリティリゾートもてぎのロードコースは、
全長4.8kmと国内で最も大きなサーキットで、
世界戦も開催される国際規格サーキットです!
『Joy耐』は、モビリティリゾートもてぎが開催する耐久レースで、
JAF国内A級ライセンス以上を持つドライバーなら誰でも参加でき、
初開催の2001年より23回目を数える、歴史のあるイベントです。
『Joy耐』を走るためにライセンスを取得したビギナーや、
ベテランのレースドライバーなどが参加する、国内最大級の耐久レースです。
そんな素敵な『Joy耐』!!
今年も参加して来ました!← 私は2年目ですが
6日(土)、7日(日)と2日間に渡って開催されましたが、
写真点数多めなので、今日は6日の公式予選日のお話しを!
まずは今年から私たちのチーム体制が変わりましたので、その説明を!
これまで「ワンアンドピース高岸シビック」としてJoy耐に参加し、
昨年には念願の「クラス優勝」あ~んど「総合優勝」を勝ち取る事ができました。
今年からは、昨年の優勝マシンに加え、もう一台のマシンが仲間入りし、
「チームトレース」として新たにチームを立ち上げ、それと同時にボディのカラーリングを一新しました。
当社からは、昨年同様 ファイブワン本店の長谷川工場長と土井メカが現地入りし、
レースメカニックとして、マシンの整備を行います。
昨年までは1台のマシンを一緒に整備していた2人も、マシンが2台に増えた事で、
一台は長谷川が、もう一台は土井が、チーフメカニックとして整備の指揮をとります。
チームの仲間ではありますが、レースの中では上位を目指す上でのライバル、
共に協力して行く中にも、互いに負けられないという気迫を感じますね。
当日は「曇り時々雨」という予報でしたが、朝から青空が顔を出してくれました。
私は第二陣として 当日の朝に現地に入りましたが、
第一陣が前日入りしていたので、ほぼ準備が整っていました。
予選を前に、車両の点検など、ピットは気の抜けない緊張感がありましたね。
昨年のような天候の変化が無かったため、直前での仕様変更などはありませんが、
一つのミスが勝敗を左右するため、車両は細かくチェックされていました。
昨年初めて『Joy耐』に参加した時も感じましたが、
チーム全員が『スイッチ』が入った状態になっており、緊張感がハンパ無いです。
いよいよ予選走行時間!!
2023年度 優勝マシンの第一走者、Aドライバーの大村さんがスタート準備!
同じくして、ニューマシンのAドライバー山崎さんもスタートに向け気合十分!!
長谷川工場長の誘導でコースインした2台のマシンは、ドライバーを交代しながら周回を繰り返しました。
89号車 チーフメカニック 長谷川も、28号車 チーフメカニックの土井も、
ドライバーの声を聞きながら、適切な処置をマシンに施して行きます。
通常メンテナンスの他、ブレーキローターの交換などの作業もありましたが、
サーキットでの周回を繰り返す事で、焼けるように熱を帯びたブレーキを、
ツライ顔を見せずに作業する工場長がヤバイです!
車の事を詳しくない方はイマイチピンと来ないかとは思いますが、
制動をつかさどるブレーキは、常に高温にさらされ、レースではそれがより顕著に現れます。
実際に計測したわけでは無いのであくまで目安にはなりますが、
サーキット走行では、700℃から800℃くらいまでブレーキローターが熱を持つとの事。
ねっ!!ヤバイでしょ!!
レースメカニックとしては「当たり前」の事なのだと思いますが、
一般の方から見ると、信じられない事をやっているんです!
でもね、ワタシ 気づいちゃいました!!
工場長の右手のグローブに、耐熱シート(テープ?)が貼られている事を!↑写真参照
どの程度熱さが和らぐかは分かりませんが、
これまでのレースメカニック経験から来るアイデアなのだと思います。
後日 長谷川工場長に、当日使っていたメカニックグローブを見せてもらいましたが、
戦いの跡が目に見て分かるような、やりきった感のあるグローブでした!
そして、予選日最終ドライバーが走行準備を始めました。
チームトレースの監督であり、89号車 Cドライバーの木村さんと
28号車 Cドライバーの小川さんが予選走行をスタートします!
明日の決勝日に向け、先ほど交換したブレーキローターと
ブレーキパッドの「当たり付け」も兼ね、最終走行に臨みます!
全ての走行を終え、2台が無事にピットに戻って来た時には、
チーム全員が、何かを感じ取ったように、落ち着いた雰囲気に戻っていましたね。
そうそう!!
マシンの準備はバッチリですが、まだまだやる事が残っています。
車両に残っている全てのガソリンを抜き、
その状態を検査官に確認してもらう必要があるのです。
昨年は決勝日の朝だった気がする??
耐久レースでは、この燃料も戦いの重要な要素となりますので、
不正などを起こせないよう、全ての参加車両を検査官がチェックします。
検査官が見ている前で、一度エンジンを始動し、
間違いなくガソリンが入っていない事を確認してもらいます。
ハッチ内の『安全タンク(レーシングカー用の燃料タンク)』も
しっかりチェックしてもらいました!
確認が終わったところで、
指定の給油場までクルマを押して移動します。
昨年も経験した『クルマ押し』ですが、
チームが2台体制に変った事で、押す人数が前よりも少なくなり、地味に大変でした。
でも、「一滴でもガソリンをムダにしない!」という
耐久レースの醍醐味を味わえるのと、みんなとの一体感を感じられて嬉しくなります。
さーて全ての準備が整った!!
明日の決勝レースはどんなドラマが見れるかな!!
次回のブログをご期待下さい!