皆さんこんにちは!
ファイブワン新潟本店のミウラでございます。
すでにお引渡しは終えていますが、
またしても「町の車屋さん」らしからぬオシゴトが、
工場長部屋(当店のディープスポット)で行われておりましたので、
皆さまにもコッソリご紹介させていただきます!!
タイトルにもありますが、
最近調子が良くなかったという
一台の R32型 日産 スカイライン GT-Rを
元気に復活させちゃいました!
お客様からのご相談は、
タービンのブースト圧がかからない!というもの。
タービンてなに?ブースト圧ってなに??って方は、
コチラよりリンク先のページをご覧下さい。⇐分かりやすいよ!(HKSさん)
スカイラインGT-Rのように、
タービンの力を利用してパワーを引き出しているお車は、
「ブースト圧」がかからないとパワーダウンします。
原因としてはいくつか考えられますが、
まずは原因究明!という事で、各部をチェックして行きます。
H工場長の長年の経験をもとに
「ここがあやしい」と感じるポイントを幾つか確認して行ったところ、
早い段階でその原因となる箇所を発見する事ができました。
お客様のクルマのため、詳しい症状は控えさせて頂きますますが、
今回は「タービン本体」に原因がある事が確認できました!
こちらのお車は、当時 R32 GT-Rを新車で購入され、
エンジンやタービンなどなど、チューニングを施されて来たお車です。
装着されていたタービンは、
日本の代表的チューニングパーツメーカー「トラスト」製!!
性能や品質は間違い無い物ですが、
経年劣化、経年疲労によって、不具合が生じたと思います。
という事でオーナー様と相談し、
同じトラスト製のタービンに交換する事になりました!
タービンをメーカーにオーダーし、
部品が入荷するのを待っている・・・と思っていたら、
やはり「血が騒いでしまう」H工場長!!
エキマニの気になる箇所(段付き)を削り、
段差の無い滑らかなポートに仕上げておりました!
私は専門じゃないので詳しくは分かりませんが、
GT-Rのような大パワー車には、この加工は効きそうですね~!
後日 新品タービンが到着したので、
ポートを広げたエキマニと一緒に車両にインストール!!
周辺パーツを全て組み上げて試走しました!
約30年も前の車なんて思えないような「ハンパない加速」!!
チューニングが施された
エンジンやタービン本来の性能が復活しましたね。
後日談ですが、お引渡し後にオーナー様より連絡があり、
このようなコメントをいただいたそうです。
⇩
同じタービンとは思えないほどのパワー感とトルク感を感じます。
特に3000回転からの加速は異次元で、低ブーストでも劇的に加速して行きます!
凄いですね!!
だって約30年前のクルマなんですよ!
当時の国産スポーツのトップを走っていた車は、
令和の世でも、その性能を見せつけてくれます。
数あるGT-Rの中でも、
特に「R32」に思い入れがある方も多いでしょう!
第二世代 はじまりのGT-Rであり、復活のGT-Rでもあります。
BNR32 GT-R
オーナーさまには、今後も大事にしていって欲しいです。
また何かありましたら、
いつでもウチの工場長に相談してくださいね~!